昔から、石ころにひかれていた。
たとえば、お墓の玉砂利の3色の丸い石や、弟が拾ってきたサイコロの形の石、大学の作業場前に敷き詰められた丸めの石、金沢に行った際、市場のおばさんが売ってくれた黒い木の化石。学校の石の標本、など、輝かない、どちらかというとどこにでもありそうな普通の石(いや、めずらしいかも)が好きでよく拾ってビンに詰めていたものだ。
ここは鬼石の近く、三波石という石がとれる。長瀞にいけばきれいな緑青の巨岩がぼこぼこあって、私はとても癒される。
石は、どれくらい前からそういう形と色でそこにあったんだろう?とか想像させてくれて、とても和む。
ふつうの石(自分にとってきれいな石)を装身具にしてみたい、というのが、そもそもの始まりだった。