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人間国宝展

昨日、大学の同級生が個展をひらいたので、見に行ってきました。

あいにく、本人はインフルエンザの為こられないということでしたので、ひとつ、記念にカフェオレボウル(?)を購入し、中井の町をすこし散歩していたら、染物イベントも今後開催されるらしく、川端にはクラフト関係の工房など数件ならんでいたし、駅近くには、安くて居心地良い喫茶店もあったし、なんだかいい町を知りました。

いつものごとく上京したら、御徒町に立ち寄り、チェーンと梱包・ラッピング用品を買い求め、さて、母に勧められた「人間国宝展」へ!

上野の公園は数年のうちにだいぶ様子が変わり、噴水ちかくの両端はスタバやコーヒースタンドのような施設が出来、休日には大道芸人もいるという明るい空間。むかしは青テントが木々の間に見え隠れしていて、そこに住む人々を見かけたものでした。いまはどこへいったんだろう?と少し心配です。

さて、人間国宝展、思っていたよりも、良かったです。どういうわけか、工芸科にいたくせに、伝統の技というものを毛嫌いしていた節が自分の中にありました。白状するとそういうことです。なんでだかしらないけど、黴臭い技をわざわざ現代に生き残らせる必要があるのか?という意識が無意識の自分の中にあったんだと思います。

ようやくここにきて、自分も年齢を重ねたせいか、昔から伝えられた技を生かした造形をすばらしいと思えるようになりました。

個人のもつ時間だけでなく、その技術に携わる時間の流れの中でものを作る、という機会をあたえられた人々の技量の高さ・志の高さを垣間見るような気がしました。
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