長年、ともにあった篠竹でできた弁当箱がだんだんやぶれてきてしまい、あたらしいものを探してみましたところ、多少、価値があがったようでなかなか購入に踏み切れずにいましたが、やっと今日、ネットの通販で注文してみました。
使い込んだ古い方は、小物入れとして使用することにして、あたらしい弁当箱の色がきっと青いのが気になることだろうけれど、それもすがすがしいと思うようにしよう、と思います。
思い返せば、もっと若かったころの自分は新品のぴかぴかなものよりもなぜか、古びて味わいがあるものに親しみを覚えていたのですが、それは日本人だからかな?と思い込んでいました。
もしかしたら、それは、若いからこそゆるされた感覚だったのかもしれません。いや、そんなことないか、「ワビ・サビ」という言葉があるくらいなのだから。
しかし、すっかり中年になっている自分がやぶれ弁当箱をいつまでも使い続けるわけにはいかず、新弁当箱を購入して母を安心させてあげられると思うとちょっと、ほっ、としました。